膝の関節痛の原因で、考えられることとは?

膝の関節痛の原因とは?

膝の関節痛を引き起こす原因は、病気によるもの、スポーツによるものなどさまざまあります。

膝の関節痛、原因は軟骨のすり減り


膝を曲げた時、違和感や痛みを感じることがあると、なんだか不安になりますよね。階段の昇り降りが辛かったり、正座ができなかったり、歩くだけでも痛みがあるなど、普段の生活にも影響しやすいのが膝関節の痛み。

膝は、腰の次に体を支えている大事な場所ですから、膝の関節痛を放っておくと原因によっては歩行困難になってしまったり、日常生活に支障をきたすこともあるので注意が必要です。

膝の関節痛を引き起こす原因としては、リウマチ、痛風などの病気によるもの、激しいスポーツによるものなどさまざまですが、中高年に最も多いのが変形性関節症です。

変形性関節症とはどのようなものなのか、具体的に見ていきましょう。

変形性関節症になりやすい人は?

膝の変形性関節症は、骨と骨の間にある軟骨が年齢を重ねるにつれてすり減り、関節への衝撃を和らげるクッションがなくなってしまうため、動くたびに骨同士が直接ぶつかることで痛みがでます。

中高年者で膝に痛みを感じる人のほとんどが、加齢による変形性関節症が原因で、日本では50歳以上で約700万人もいます。

加齢はどうしても避けられない原因ですが、膝の痛みを感じて外出することが嫌になり、運動不足により筋力が低下してさらに症状が悪化してしまうとも少なくありません。

膝関節は、常に体の重みにさらされていて、階段の昇降時には片膝に体重の約5倍の重量がかかります。

筋力の弱い人や肥満の人はそれだけ膝にかかる負担が大きくなってしまうため、変形性関節症になりやすいのです。

スポーツが原因で引き起こされる、膝の関節痛

年齢に関係なく、健康のためにジムに通ったりスポーツをしている人も多いですが、健康のために良かれと行なっているスポーツが原因で膝の関節痛の症状が出ることも少なくありません。

スポーツ中に出る膝の関節痛の原因には、次のようなものが考えられます。

●ウォーミングアップの不足
スポーツ時は歩く、走る、ジャンプ、方向転換などのさまざまな動作をしますが、膝は、足を曲げ伸ばしする際のちょうつがいのような役割をしています。膝関節があることでスムーズな足の動きができるわけですが、膝は最も体重の負荷を受ける関節。準備運動が不足している状態で急な運動を行うと膝への負担が大きくなり、ダメージを与えてしまいます。
●オーバーユース(使いすぎ)による膝の痛み
継続的にスポーツをしている人に多いのが、膝の使いすぎによる障害。次の3つの症状があります。

  • ・ジャンパー膝…10代、20代の若い世代に多く、膝蓋(しつがい)骨と膝にある腱が損傷し、ひどくなると腱の断裂が起こることもあります。
  • ・ランナー膝…走る動作を伴うスポーツに多く、大腿骨の外側にある靭帯を損傷していることが原因です。運動後、膝の外側に痛みを感じます。
●筋力不足
筋力が衰えていると、膝の関節痛を感じやすくなります。膝関節はもともと体重の負荷を受けやすいので、筋力不足で他の部位が支えきれなくなるとその荷重がひざに集中してしまいます。日頃からストレッチで膝を柔軟にするとともに、筋力を強化することが重要です。

膝の関節痛の原因となる、さまざまな病気

加齢により膝の軟骨がすり減ることで起きる変形性関節症やスポーツによる関節の損傷以外にも、以下のようにさまざまな病気が原因で膝の関節痛が引き起こされる場合があります。

素人判断で痛みを無理に我慢せず、膝の痛みを感じたらすぐに医師に相談して適切な治療を受けることが大事です。

●関節リウマチ
免疫系の異常により膝関節や股関節など全身の関節に炎症が起こり、腫れや痛みを引き起こす病気で、比較的女性に多いものです。病気が進行すると軟骨や骨が破壊され、関節が変形してしまいます。
●関節水種
膝関節に大きな負担がかかると、炎症により関節液が多量に作られ、膝に溜まってしまいます。関節液が膝にたまると、痛みや腫れなどの症状が現れます。
●半月板損傷
膝の軟骨の間にあり、クッションの役目をしているのが半月板。膝をひねったり強い衝撃が加わると損傷することが多く、スポーツをしている人に多い症状です。激しい運動でなくても、繰り返しの刺激で自然に傷ついてしまうこともあります。
●化膿性関節炎
関節内に細菌が入り込んで化膿し、軟骨や骨を破壊してしまう病気。関節痛だけでなく、腫れや発熱、悪寒、倦怠感などの全身症状が見られます。扁桃腺炎などの感染症や外傷が原因で起こることが多く、処置せずに放っておくと関節の変形が残ってしまうこともあります。

膝の関節痛を感じたら、原因に関係なく、できるだけ膝に負担をかけないことが重要です。

歩行や階段など日常の動作には膝に負担がかかることが結構、多いもの。エレベーター、手すりや杖を利用するなどして膝への負担を軽減させましょう。

 

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